2009-01-01から1年間の記事一覧

真空

心がとても空っぽになってしまって、 言葉が言葉として浸透してこなくなり、 イメージがイメージとして沸き立ってきません。 昨日のクレーはよかったです。 クレーを見てホッとすることと、精神の弱さはどこか似ているところがある気がします。 淡々と、作品…

出会っていると思っていたのは錯覚にすぎず、出会いのような顔をした岩石だった。 上眼目線の世の中が嫌になり、しかし、下眼目線の私は、人の悪意を引っ張り出す原動力となってしまう。 力の威力は偉大でこの威力を知っていながら、これを無視するのは超自…

残酷さはある日突然やってくる。いや潜在的な残酷さが表面化したにすぎない。自分を映す鏡を求める人間の醜悪さが、ごく身近なやさしい気持ちのなかからギョッとするかたちであらわれる。 集団の言語は、集団を離れた直後においても、余韻のように付きまとう…

読んだ本の記憶はきわめて曖昧なものです。そのときの深さを人はどうやって保持しうるのでしょう。このことに対する過信があったから、わたしはカメラを持たずに旅行したり、直観で行動をしてりして、今があるというわけです。 心底突き詰めて書いた文章は、…

ひさびさ

Oくんと一緒にいないと壊れてしまいそうになるのは、 離れていると、仲介するものがなくなってしまうからです。 仲介のない接触は、ひとつになることとは別のことかもしれません。 体調がよくありません。 それでも、S.W.はどうしても発信しなければならんで…