そういえば、タルコフスキーの鏡を観たいと思っていて忘れていた。

 最近のわたしは、オッ君を通して、自分が見えてくることが多い。微笑や恐い顔や「見返り美人」やお月様や。

 わたしはどこにいるの?/「あなた」と「きみ」のなかにいるの。

 、ということは頭では分っていたけれど、肌に風が触れるようには分っていなかった。

 真夜中の神社のあのショットを、オッ君は、「美しい」と言う。

 キャハ。